渋野日名子42年ぶり全英女子オープン優勝の秘訣

渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、77年全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA顧問)以来、日本人では男女を通じ2人目のメジャー優勝を飾った。
渋野選手のゴルフの強さについて解説する

笑顔によるメンタル

猿は群れで暮らす動物ですが、群れには必ずボス猿がいます。そして、ボス猿と普通の猿の脳内のセロトニン濃度を調べたところ、ボス猿は普通の猿に比べて脳内のセロトニン濃度が高いことがわかったのです。このことからも、脳内のセロトニンの分泌量が多い猿ほど、考え方がポジティブで、仲間から絶大な信頼を得ていることがわかります。

笑顔で分泌されるセロトニンには思考をポジティブにさせる効果があります。これは人も同じです。笑顔を作ることでセロトニン濃度が高くなるのですから、私たちも笑顔を心掛けることで、ポジティブになり、仲間から絶大な信頼を得られることが出来るようになることでしょう。

渋野選手の笑顔は意識して行っているのもとは思えません。が自然に笑顔になれることがメンタルに直結しているのではないでしょうか?

笑顔のおまじない

猿腕スイング

アドレスでは左手の甲が見えるストロンググリップで握る。両ひじの間隔が狭いことからも、いわゆる「猿腕」といってひじの可動域が広い腕の特徴を持っています。
テークバックでは両ひじがくっつくように上がっていますが、これは両わきがしっかりと締まっている証拠です。スウィング中に両わきが締まり腕が体の正面から外れなければ振り遅れずに、インパクトでボールにエネルギーをしっかりと伝えることができます。
ダウンスウィングですが、ここでも両わきが締まった状態で、腕が体の正面にあることがわかります。猿腕という特徴を上手に自分のスウィングにマッチさせ、メリットにしています。

体が柔らかいことにはメリットしかないようですね。

ソフトボールをしていた経験

岡本綾子もソフトをしていた経験者だが、渋野日名子もソフトとゴルフの二刀流だった。
右投げ左打ちでピッチャーも経験済み。
ゴルフのスイングを見てもかなり特徴的なのはそのせいだ。
右投げ左打ちではないが、左利き右投げ右打ちなのが読売ジャイアンツ(巨人)の坂本選手。
器用な選手は打つという動作において特殊な能力を発揮するのかもしれない。
また岡本綾子が実況から『渋野は今でもゴルフよりソフトボールが好きと言っています。バットを振ってきた経験が生きていると話していました。同じソフトボール経験者としていかがですか?』と振られると、「分かってもらわないと困ります(笑)幼年期に別のスポーツ、チームスポーツをやっていたことが人間形成に役立っていると思います。ゴルフだけやってきた人と比較すると、好かれるキャラクターだと思います」と同じ球技を経験した先輩として話した。
岡本綾子が推奨しているように、小さいときは色んなスポーツを経験したほうが、自分の体の使い方だけでなく、
人間形成においても成長することが良くわかります。
黄金世代の中でも渋野日名子は別格と言っていることからもゴルフスタイルが良いのが強さの秘訣なのでは?

ゴルフスイングバット

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