ボールはなぜ曲るのか
ボールが曲げると曲がるでは大いに違う。プロは曲げる。アマは曲がる。
ボールが曲がる3つの要素と、9種類しかない球筋について理解していく必要がある。
あなたの持ち球はなぜ曲がるのか研究する。
3つの要素でボールは曲がる
インパクト時における、ボールの球筋は3つの要素で決まる。
①ヘッドの軌道 ②ヘッドの向き ③打点
ヘッドの軌道には、ストレート、アウトサイドイン、インサイドアウトの3種類。
まっすぐに飛んでいくのはストレートだけで、アウトサイドインは、カット打ちでサイドスピンがかかりスライス、インサイドアウトは反対向きのサイドスピンがかかってフックになる。
ヘッドの向きには、スクエア(まっすぐ)オープン、クローズの3種類
この場合もスクエア以外はサイドスピンがかかりスライスもしくはフックになる。
打点は、センター、ヒール(手前)トゥ(先側)の3種類
センター以外は、サイドスピンがかかりボールは曲がる。
この3つの要素の組み合わせで球筋が決まりボールが曲がる
9種類の変化球
球筋は3つの要素の組み合わせで9つに変化する。
ボールが飛び出す方向を決める基本はヘッドの軌道。そこにどんなサイドスピンがかかるかによって、ボールは左右に曲がる。
例えば、ヘッドの軌道がストレートでも、インパクト時のヘッドの向きがオープンなら、出玉はストレートで、最後は右に切れる。または、ヘッドの軌道がアウトサイドインで、打点がトゥ寄りと言う場合は、ボールは左へ飛び、途中でさらに左へ曲がるボールになる。
球筋には、ボールの高低を除くと、
1「真っすぐ出て、最後まで真っすぐ」
2「真っすぐ出て、右に切れる」
3「真っすぐ出て、左位に切れる」
4「右に出て、さらに右へ」
5「右に出て、そのまま真っすぐ」
6「右に出て、左へ曲がる」
7「左に出て、さらに左」
8「左に出て、そのまま真っすぐ」
9「左に出て、右に曲る」
の9種類の変化しかない。それは3つの要素の組み合わせによるもの。
このように文章で見てみると、最後まで真っすぐのボールは、何もかもが真っすぐにヒットしている事が分かるはず。確率では9分の1で、ストレートボールを打つのが難しいかわかる。
ボールというものは、少しでもサイドスピンがかかると左右どちらかに曲がる運命にある。プロや上級者になると、自分のスイングのクセをよくわかっているので、どの様なサイドスピンがかかるかを知っている。
つまりそれが持ち球で、自分の持ち球を知っていればコースの攻略は簡単。持ち球がスライスであれば、「どうスイングすれば、どれだけ右に曲がるか」が分かってくるので、フェアウェイをキープしやすくなる。
また、ボールが曲がる理屈を知っていれば、ボールを意図的に曲げる技術も練習により可能になる。
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