ソフトボール経験者はゴルフが強い

渋野日向子がソフトボール経験者で地肩が強いことで有名ですが、過去にもソフトボール経験者が女子ゴルフにもいたことを知っている人は少ない。
アメリカでは小さいときから一つのスポーツだけをさせることは無いのだそうだ。
なぜなら色んなスポーツから、自分の体の使い方を把握できるようにする為らしい。

日本でもソフトバール経験者がゴルフ界に飛び込んで活躍している。
過去のレジェンドを紹介してみよう。

伝説のレジェンド 岡本綾子プロ

ソフトボールの強豪・愛媛県今治明徳高校に特待生として進学。
同高校卒業後、ソフトボール部を創部した大和紡績福井工場に就職。
サウスポーの剛球エース兼4番として1971年、和歌山国体で優勝。国体優勝の褒美で、祝勝ハワイ旅行で初めて子供の頃から憧れたアメリカの土を踏む。
ここでゴルフ場を見学したのがきっかけでゴルフと出合う。
ゴルフを始めた動機は「アメリカに行けるかも知れない」というものだった
その後、1972年にソフトボールを辞め、1973年1月に池田CCに入社し、1974年10月に2度目の受験でプロテスト合格。
めちゃくちゃすごくないですか?
ゴルフはじめて2年でプロゴルファーになってるんですよ。
しかも、プロデビュー1年目の1975年、美津濃トーナメントで初優勝
ゴルフはじめて3年で、優勝しているんです。
当時男子プロが「オレより30ヤードは飛ぶね。いやになるわ」と言う程で、ソフトボールで鍛えた強いリストと強靭な腰のバネで、男子プロ並みの飛距離、豪打だったそうです。

現会長 小林浩美プロ

現在、日本女子プロゴルフ協会会長として活躍されている小林浩美プロ。
小林浩美プロもソフトボール経験者

高等学校時代は、ソフトボール部でポジションはピッチャー。
体育教師を目指していたが大学受験に失敗し、ゴルフ好きの父の勧めでゴルフの道に行くことになる。
ここから練習し1984年9月、プロテスト合格。
ちなみに小林浩美プロは、1963年1月8日生まれ。ということは1981年に高校卒業
で、1984年にプロテスト合格。
3年でプロ。ゴルフはじめて3年です。
ツアー5年目の1989年に初優勝を含む年間6勝を挙げ賞金ランク2位
1993年、JAL・ビッグ・アップル・クラシックで優勝、樋口久子、岡本綾子に次ぐ日本人3人目の米女子ツアー優勝を成し遂げる。
すごすぎる。

レジェンズツアー現役の白戸由香プロ

小学校から高校にかけて、ソフトボールで活躍。内野手として国体3位の実績。
高校卒業後は、1988年から2年間、日立ソフトウェアに在籍し、当時のシドニー五輪代表選手達と共に過ごすが「レギュラーになれないのなら」ということで、ゴルファーへ転向。
茨城の筑波CCで加藤雄二プロの指導を受け、1993年にプロテストに合格。
1990年にゴルファーへ転向し、1993年にプロテスト合格…。
ゴルフはじめて3年です。
ゴルフだけやっているより、ソフトボールやってた方が早くプロになれるのしょうか?

ソフトボールは体つくりには最高

ソフトボール部は、走る・投げる・振る、最高の鍛え方ができる。
もちろんゴルフでもできますが、ゴルフよりもさらに鍛えなくてはいけません。
ゴルフは個人でも試合に出れます。ソフトボールと両立できるほど生半可ではありませんが、
こんなにソフトボール出身者が短期間でプロになり、渋野プロみたいにプロ1年目で全英優勝できる実績があります。
幼いときからゴルフ一筋を否定はしませんが視野を広げるのもいいのかもしれませんね。

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