【男子・海外メジャー】大混戦の全英オープン モリナーリがイタリア人初のメジャー制覇! 

耐えて耐えて耐え抜いた末のメジャー制覇。
今年のメジャー第3戦、第147回全英オープン(スコットランド カーヌスティGL)は22日、最終ラウンドが行われ、フランチェスコ・モリナーリ(イタリア)がこの日、唯一のノーボギー(2バーディー)でイタリア人初のメジャー優勝を勝ち取りました。

一時はトップタイに6人が並ぶ大混戦。
この日、タイガー・ウッズ(アメリカ)と同組でラウンドしていたモリナーリは嵐の中にいる心地だったかもしれません。
ウッズがショットを打つたびに観客は大歓声を上げ、メディアも移動を始める。
現地のメディアスタッフもこの中でプレーするのは大変に難しいだろうと言っていました。

その中でモリナーリはただひたすらに自分のゴルフを続け、耐えているように見えました。
ウッズがどんなにすごいショットを打っても、ミスショットをしてもモリナーリはただひたすら自分にとって最適なショットを選択し、パーオンしてバーディーパットを打ち続けました。
バーディーパットは中々入らないものの、周りがスコアを落とす中でもしっかりとパーを積み重ねてついにトップタイにたつと、距離の短い14番パー5で2オンに成功すると2パットでこの日初のバーディーを奪い単独トップに立ちます。
その後、ザンダー・シャウフレ(アメリカ)に並ばれるも最終18番でこの日一番のセカンドショットでピンそばにつけるとバーディーフィニッシュでガッツポーズ。

優勝を確信してか、自分のゴルフを貫けたことに対してかはわかりませんが、力の入ったガッツポーズでした。

モリナーリは決して飛距離の出る選手ではありません。
しかし、それでもメジャーで勝つことができたのはショットの正確性とマネジメント力でしょう。

同じく飛距離で劣る日本人選手にとってモリナーリのゴルフはものすごく参考になるのではないでしょうか。

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