【日本LPGA】黄金世代1番乗り!!新垣比菜がルーキーイヤーにツアー初優勝!!

日本女子国内ツアーのサイバーエージェントレディースは29日、最終日が行われ、初日から首位に立っていた新垣比菜がツアー初優勝をあげました。

2位に3打差をつけてスタートしたこの日、同組には昨年賞金女王の鈴木愛がおり、その鈴木とは4打差あるとは言え怖い存在。
鈴木は2番で早くもバーディーを奪います。
対する新垣は3番でボギーをたたき、その差は一気に2打差になります。
新垣自身、プレッシャーに弱いと言っていましたが女王が迫ってくるプレッシャーからかこの2日間のようなプレーが見られません。

最終日の難しいピン位置もあり、耐えるゴルフが続いていた新垣ですが、迎えた10番パー5でティーショットをウォーターハザードに入れてしまい、ボギー。
さらには続く11番パー3でもティーショットが池につかまり連続ボギー。

この段階で同組の鈴木、前を行く柏原明日架に追いつかれ、永井花奈にスコアリーダーを奪われます。
さらには12番で鈴木がバーディーを奪い、鈴木を追う展開に。
プレッシャーからこのままズルズルいくのかと思われましたが早めの段階で追う立場になったことが良かったかもしれません。

なんとか1打差で踏みとどまっていた新垣は15番でこの日唯一のバーディーを決め、鈴木に追いきます。
この大会、過去2年連続で最終日最終組で回るも優勝を逃していた鈴木に逆にプレッシャーをかけることができたのか、鈴木は17番、18番と連続ボギー。

対する新垣は18番でパーオンを逃すもアプローチをしっかり寄せ、ウイニングパットとなったパーパットも落ちつて沈めました。

グリーン周りでは同期の勝みなみらが祈るような心地で見守り、優勝を決めた瞬間は涙ぐんでいました。
もちろん、ツアーでのプロ初優勝を先に成し遂げられて悔しい気持ちはあったでしょうがそれ以上に仲間の優勝がうれしかったのでしょう。

ここ数試合、黄金世代の中でも三浦桃香が注目されていましたが黄金世代のレベルの高さが証明される試合となったのではないでしょうか。


これで新垣はシード権を獲得。
昨年のQTランキングでは45位で今年の試合数は限定される状況でしたが一気に状況が変化します。
彼女を取り巻く環境も変化するかもしれません。

これからはただのルーキーではなく、ツアー優勝経験者として見られ更なるプレッシャーはかかるでしょうがそれに打ち勝つ姿を期待しましょう。

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