女子ゴルフ黄金世代の活躍

女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディスの最終ラウンドは白熱した戦いだった。
20歳の年の差対決は久しぶりの良いプレーを見させてもらった。結果は40歳の李知姫(韓)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算8アンダーで逆転優勝。通算23勝目。
20歳の吉本ひかるが1打差の2位。前回覇者の比嘉真美子は通算5アンダーで前日7位から4位に順位を上げた。前日首位の大西葵は80と崩れて42位。地元・熊本出身の上田桃子は通算4アンダーで8位、有村智恵は通算2アンダーで15位だった。
畑岡、勝らが活躍する女子ゴルフ黄金世代の台頭は見ていて本当に面白い。
吉本ひかるは12番から3連続バーディーを奪い、2位と大健闘した。「最終日を4アンダーで回れて自信がついた」と振り返った。
今大会、1歳上の姉・百花(ももか)さんがキャディーとして支えてくれた。幼い頃から選手として競い合ってきたが、今は移動時の運転などでサポートしてくれる。吉本は「たわいもない話ができて、リラックスして平常心で臨めた」と感謝した。
滋賀県出身で、2017年にプロ転向。畑岡奈紗、勝みなみらと同じ「黄金世代」で、今季は4大会でトップ10入りと好調だ。「初優勝へはまだ足りない部分がある。パットを決めるところで決めるとか、運もある。そういうのがかみ合えば優勝できる」と語った。
スポーツの世界における新旧対決はどんなジャンルでも本当に面白い。
先日の米国男子マスターズでもタイガーウッズがベテランの復活で感動した試合を見ることができた。
日本の女子ゴルフの黄金世代といわれているメンバーがベテラン勢を脅かす存在になって、白熱した試合を今シーズンは本当に楽しみにしている。
男子ツアーも面白い若手が育って松山秀樹や石川遼などをまっくってくる存在が現れることを切に願う。

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